11月10日の午後は、様々な意味でブルーノ・フェルナンデスにとって特別な午後となった。なぜなら、キャプテンはマンチェスター・ユナイテッドでの250試合目の出場を果たしたからだ。
キックオフ前に共同オーナーのサー・ジム・ラトクリフから記念ユニフォームの額縁入りを贈呈され、試合中も注目を集めた。
アマドの判断と機転によりフォクシーズエリアのコーナーでスペースと時間を得た後、ブルーノのゴールでリードを奪った。
これはブルーノにとってクラブ通算83点目であり、クラブレジェンドを上回る得点になった。
フェルナンデスは、1992年から1997年の間在籍し185試合に出場して82ゴールをあげた伝説の選手、エリック・カントナの総得点を上回った。
ブルーノは、クラブ歴代得点ランキングで27位に浮上。同じくクラブの象徴であるデイヴィッド・ベッカムに2ゴール差まで迫った。前半終了間際にもゴールを決めたかと思われたが、判定が覆ることに。
ブルーノの2点目ではなく、ビクトル・クリスティアンセンのタッチが決め手となったと判断され、レスターのオウンゴールと判定された。
それでもブルーノは絶好調で、ルート・ファン・ニステルローイ暫定監督が率いた4試合4得点という結果を残している。そして、クラブは月曜日に新監督のルベン・アモリムを迎える。
カントナを追い越したブルーノは、今でもサポーターから“キング
“として崇拝されているレジェンドに敬意を表した。
「正直に言って、エリックを抜いたことは知らなかった」とブルーノはMUTVのリーム・ブラッドフォードに語った。
「もちろん、ゴールを決めるのはいつでもうれしいし、重要。でも、彼はビッグネームだから」
「僕にとってはうれしいけれど、彼がそうしたように、このクラブにさらに多くのことをもたらしたいと思っている」
フェルナンデスは現在、アントニー・マルシャル(90ゴール)、オーレ・グンナー・スールシャール(126ゴール)、クリスチアーノ・ロナウド(145ゴール)、そしてファン・ニステルローイ(150ゴール)に次いで、英国出身以外でクラブ史上トップ5のゴール数を決めている。